11月1日土曜日、London Bridgeの袂にある「Borough Market(バラ・マーケット)」に行ってみました。このマーケットは新鮮な食材、特にオーガニックなものが揃っていることで有名です。食べ物の屋台もたくさん出ているとのことで、ずっと前から1度のぞいてみたいと思っていました。
マーケットでは多種多様な食材に出会うことができます。野菜、果物、肉類、魚介類、酒、チーズ、チョコレート、ケーキなどなど。しかもこれらは、イギリス国内のみならずヨーロッパ各地が産地です。例えばドイツのソーセージ、スペインの生ハム、イタリアのパスタ、フランスのチーズやバターといった具合。ヨーロッパ各地の特産品が一同に集まっていて、見ているだけでもとても楽しかったです。もっとも、中には衝撃的な食材もありました。秋はジビエ(狩猟によって捕獲された野生の鳥獣、食用にする)の季節ですが、その代表的なものの1つである野うさぎが大量に陳列されていました。かわいいうさぎちゃんの無残な姿。普段牛、豚、鶏、羊を多食しておいて言える立場ではありませんが、可哀想でした・・・。
さて、気分を変えて食べものの屋台です。ハンバーガー、ケバブ、ホットドッグ、サンドイッチなど色々な種類が出ていましたが、まず僕をひきつけたのは大好物生牡蠣の屋台でした。屋台の前に牡蠣がどかっと並べられ、注文するとその場で殻を開けてくれて食べることができます。レモンを絞って口に運ぶと、口中に広がるフレッシュな旨み。ああ、やっぱり牡蠣はたまりません、旨すぎる。1ピース1.2£(=200円)とお値打ち感もありました。
もう1つ今回トライしたのが、「Raclette(ラクレット)」でした。ラクレットとは、チーズの断面を直火で温め、溶けたところをナイフで削いでじゃがいもにからめて食べる料理で、アルプス地方の伝統料理の1つらしいです。ラクレットチーズの濃厚かつまろやかな旨みがベイクドポテトにベストマッチ。こんなに旨味の濃いチーズに今まであまりであったことがありません。少々高カロリーですが、この料理は文句なしに美味しいです。
このマーケットは僕のロンドンの大のお気に入りスポットの1つになりました。まだまだ食べるべきものがたくさんあるので、食材調達を兼ねて、時間を見つけては足を運びたいと思います。なお今回は、自宅近所のスーパーではなかなか手に入らないアサリとイカを魚屋さんで買って帰りました。
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